対戦ありがとうございました

対戦よろしくお願いします。

さっき見た夢がまあまあ面白かったので

 

忘れ物に気付いたので小学校へ取りに戻る。夕方なのでまだ誰かはいるだろう、などと考えながら正面玄関へと向かう。

 

が、何故か鍵がかかっており開かない。あれこれ探し回っているうちに1箇所だけ鍵の開いたハッチのような扉を見つけ、"やっちゃいけないことしてる感"に少しワクワクしながらそこに入ってみる。

 

その先は地下になっており、少し進むとまた上の方にハッチが見える。そこから出ると、見慣れた廊下だった。しかしどうにも様子がおかしい。日はすっかりと落ち、窓には遠くで月が輝いている。廊下はほぼ真っ暗だ。ついさっきまで西日が差していたはずだが。まあいいか。不思議と怖くはない。

 

折角なのでとりあえず屋上に出てみた。暗かった校舎とは違い、月明かりに照らされて割と町がよく見える。近くを見ると、近くの道路を小さなパトカーが2台、そろそろと走っている。こんな時間に回転灯も点けず、しかも2台がピッタリと前後に並んで走ることなどあるのだろうか。

 

無言で首を傾げていると、ふと何か声がすることに気付く。どうも、何かを歌っているか、何かの一節を朗読しているようだ。ただその声は余りにも酷く嗄れており、辛うじて女の声なのは分かるもののその年齢までは分からない。振り向いて見回すと、屋上の隅でボロボロの服を着た何かがふらついている。

 

声の主はこいつだろう、と思う。ただ如何せんその女らしき影はそっぽを向いており、ずっと何かを指さしているので顔が見えない。流石に得体の知れない恐怖を感じるが、女が指す先にある物が気になったのでそちらに視線を移してみる。

 

そこで何を見たのかは覚えていない。ただ、その瞬間に、

「自分は大人である」

ということを思い出した。しまった、俺はこんな時間にこんな場所に居てはいけない。先程までとは別の恐怖が襲ってきた。

 

慌てて校内へと駆け下りる。パソコン室の前に出たようで、いくつもの監視カメラがしっかりと自分の方を向いている。まずい、まずい。嫌な汗がダラダラと流れてくる。慌てて踵を返し、走り回る。すると、最初校内へと侵入した時に開けっ放しにしていたハッチにたどり着いた。しめた、と駆け寄ろうとする。

 

そこから、警官が頭を出した。

 

その警官がそのまま廊下に上がると、更にもう1人の警官が顔を出した。廊下の窓からは小さなパトカーが2台、ピッタリと並んで停まっているのが見える。さっきのはこいつらだったのか、と思う。

 

廊下に居る方の警官が、淡々とした事務的な口調で

「はい、分かってますよね、不法侵入ですー」

「現行犯で逮捕しますー」

と告げ、手錠を取り出す。

 

絶望と焦りで頭が真っ白になった。走馬灯という程では無いが色んなことを思い出した。汗なのか涙なのか分からないが、とにかく口元にしょっぱい雫が伝ってくる。ゆっくり近付いてくる警官を前にパニックになりながら固まっていると、

 

「ああ、まあ今回は夢なので無かったことにしておきますねー」

 

と顔だけ出している方の警官が同じく事務的な口調で宣った。廊下の警官は無表情で立ち止まり、そのまま2人は無言でこちらを見据えている。

 

何がなにやら分からず唖然としていたが、しばらくしてから

(とにかく助かったんだ、よかった…よかった…)

と一気に安堵が押し寄せてきた。それと同時に、もうすぐ目が覚める、ここを俺は去る、上手く表現できないがそんな感覚がした。

 

ふと気付くと警官も帰って行こうとしているようだった。顔だけ出していた方の姿は既に無く、廊下にいた方も半分程ハッチに身を沈めていた。ぼんやりとそれを眺めていると、その警官が怠そうにゆっくりと振り向き、

「今回が初めてだとは思わないでくださいねー」

と呟いた……ところで目が覚めた。

 

たまにある目覚め際に何か言うてくるパターンええ加減やめえや心臓に悪いんじゃボケカス

 

 

鯛のアクアパッツァがクソ美味かったので

備忘録も兼ねてまつ

 

 

用意するもの

・鯛……1匹

・プチトマト…6個くらい

・白ワイン……大さじ2くらい

・オリーブオイル……少し

・塩……いっぱい

・ニンニク……一かけ

 

具材を並べるとこんな感じ

f:id:kawajun_KJ:20211227100955j:image

 

 

 

①鯛を捌きます。鱗取って頭取って内臓取って三枚おろしにしときましょう。捌き方はYouTubeとかで調べましょう。個人的には最初のうちに背ビレと腹ビレをハサミ等で全部切り落としておくのをオススメします。捌いてる途中にぶっ刺さったりするとクソ痛いし、工程の都合上どのみち取り除いておく必要があるので。

 

即落ち2コマ👇

f:id:kawajun_KJ:20211227101139j:image
f:id:kawajun_KJ:20211227101137j:image

 

②3枚におろせたらまず片身の腹骨をすき取りますがこれは後で使うので捨てません。そんでそれぞれ片身には真ん中にまだ中骨があるので余裕がありゃ1本1本抜いていっても良いですが面倒臭いので骨のラインを避けるように3枚に分けます。このうち骨が入ってる部分も後で使うので捨てません。そしたら骨の無い身はお好みのサイズに切り分けるなり切り分けないなりしてください。

 

f:id:kawajun_KJ:20211227101356p:image

f:id:kawajun_KJ:20211227101435p:imagef:id:kawajun_KJ:20211227102004p:image

※図を参考に中骨のラインを避けてめちゃくちゃ鋭角なY字をイメージして切り込むと上手くいくと思います。

 

③中落ちを叩き切って半分にします。尻尾も切り落として捨てます。現状さっき切り分けた骨の無い身以外の部分は全部ダシ取りに使うんですがヒレからは別に良いダシ出ない上ワンチャン臭みがでるのでどのみち取り除いておく必要があったってのはこの為です。

f:id:kawajun_KJ:20211227102146j:image

 

※ただし頭に関しては鱗取りがややめんどい上更に半分に割る必要があったり臭み抜きの手間があったりして時間食われるのでダシ取り要員からは外しちゃっても何ら問題ないです。個人的な感覚ですがよっぽどのプロが調理しない限りむしろその方が良いダシが出る気がします。

 

④濃いめの塩水をボウルかなんかに作ります。塩加減はしょっぱすぎるくらいであればそれでいいので適当で大丈夫です。そこに今まで捌いた全てを放り込みます。要は臭み抜きです。臭み抜きの方法は色々試して来ましたがこれが一番手間の割に効果高いような気がしてるので俺は専らこの方法採用してます。

f:id:kawajun_KJ:20211227102216j:image

 

⑤3分くらい経ったらいったん塩水を捨て、さっきよりも薄めの塩水を作ってそれでザッと洗います。ちなみに真水で洗うのはあんまオススメしません。個人的な経験ですが身が水吸っちゃってややブヨブヨになったり折角抜いたはずの臭みも戻っちゃうことがあるので。多分浸透圧的な話なんでしょうが文系なのでよく分かりません。

f:id:kawajun_KJ:20211227102256j:image

バシャバシャ〜

 

⑥フライパンか鍋にたっぷりのお湯をグラグラに沸かし、ダシ要員を放り込んで1分程ゆがきます。そしたらそのお湯は捨てて再度100ccとちょっとくらいの水を入れ、中火にかけます。だいたい10分程で十分なダシが取れます。アクが出てきたら掬ってやりましょう。

f:id:kawajun_KJ:20211227102339j:imagef:id:kawajun_KJ:20211227102432j:image

 

⑦ダシ取ってる間にいよいよアクアパッツァっぽいことを始めます。まずニンニクをみじん切りに、プチトマトはヘタを取り半分にしておきましょう。それから鯛の身はキチペに挟んでしっかり水分を取りましょう。水分が取れたら身に少し塩を振っておきましょう。

f:id:kawajun_KJ:20211227102415j:image

 

 

⑧フライパンにオリーブオイルをドバリと入れ、中火にかけます。温まったら鯛の身を皮から入れ、イイ感じのタイミングで裏返して火を通します。

f:id:kawajun_KJ:20211227102504j:image

 

⑨鯛に火が通ったらニンニクを投入します。ニンニクの香りが立ってきたら、ここにさっき取ったダシ、プチトマト、白ワインを投入し、少し煮詰めます。

f:id:kawajun_KJ:20211227102605j:image

 

⑩グツグツいい始めたら弱火にして、さらに5分程待ちましょう。そしたら味見をしてみて、好みの塩梅になるよう塩コショウで調節してください。

 

⑪完成。おめでとうございます。

f:id:kawajun_KJ:20211227102638j:image

 

 

ネットのレシピを参考にしつつ自分なりに色々とアレンジを加えてみましたが結論としてはマジのガチで美味しかったです。正直ちょっと良い店で出てきても余裕で金払うレベルです。

 

最後煮詰める段階で固めに茹でたパスタを入れたりなんかしてもめちゃくちゃ旨いと思います。是非人に出してドヤ顔してみてください。あとその時はレシピの使用料として俺に金払ってください。1パッツァ80円でやってます。

ペペロンチーノの†答え†

材料

 

・適当なパスタ…………好きな量

・ニンニク………………2~3片

・鷹の爪…………………少々

・塩………………………そこそこ

・ピュアオリーブオイル………1秒

〜作り方〜

 

①鍋にたっぷり水を張り、強火で湯を沸かしにかかる。塩を一掴みの半分くらい投げ込む。目安は涙と同じ味になるくらいの濃度。ついでにニンニクをみじん切りにする。

 

②オリーブオイルの蓋を開け、1秒間フライパンにドボドボする。(いち、にの"に"になった瞬間に手首を返す感じ)

※オリーブオイルは絶対ピュアにしましょう、エキストラバージンとか使っちゃうと風味がエグ過ぎて厳しいです

 

③ニンニクを全部放り込み、オリーブオイルに全部沈める。その後最弱の火力で点火する。

 

④ニンニクが少し色付いてきたら鷹の爪を入れる。(予め輪切りになってるものを買っとくと楽です、輪っかを6〜8個くらい入れましょう)

 

⑤パスタを茹で始める。茹で時間は表示の−2分30秒。

 

⑥ニンニクが完全に狐色になったら茹で汁をドバドバ入れる。お玉で4杯くらいは入れる。そうしたら火力を最強にして掻き混ぜる。ビシャビシャになって「大丈夫かこれ?」って不安になると思いますがマジで大丈夫です。

 

⑦茹で汁が少し濁ってきたらそろそろパスタも茹で上がるので湯から上げ、フライパンに投入する。茹で汁はまだ使うのでお玉に2杯分ほど取っておく。

 

⑧ひたすら掻き混ぜる。その過程でかなり水分が飛ぶのでさっき取っておいた茹で汁を全投入する。できる人はチャーハンみたいにフライパンを煽ってみましょう。

 

⑨フライパンの中の汁がとろりとして来たら完成です。映えるように盛り付けて写真を撮り、自己顕示欲を満たしましょう。

 

 

あと仕上げに味の素みたいなうま味調味料を2振りくらい入れるとより美味しいです。美味しさ求める上で邪道なんて無いので気にせず使いましょう。

怪しげなラーメン屋に行った夢

  めちゃくちゃ美味しいラーメン屋があるらしく、車に乗って川沿いの土手を走っている。何故か川の水が不自然なまでに鮮やかな青さで、大きな波や渦が所々に見えて違和感を覚える。店に着いてみると、トタンに覆われた粗末な店構えだった。

「ははあ、そういうタイプの名店なんだな」と思って入ってみると、中は意外なまでに広く、若い店員が動き回っており活気に満ち溢れている。なんというか鳥貴族みたいな感じだった。入り口のすぐ側には食券機がある。ラーメンの食券を購入し、店員さんに渡した。すると、視界の端に変な貼り紙があるのに気づいた。近寄って見てみると、古びて少し茶色くなった紙に筆でこう書いてあった。

「トイレは、2階にて、鳥居に、お願いします。」

なんとも罰当たりな、と思いながらもどういうことか興味が湧いてしまったので、これまた古びた急角度の階段をギシギシと上ってみた。上りきるとすぐに、よく学校にあるような個室が4つ並んでいるトイレが見えた。扉を開けると、中には和式のボットントイレがある。ただ異様なのは、それぞれの便器の穴に鳥居の足が1本ずつ突き刺さっていることだった。つまり鳥居が2つ少しズレて並び、4つのトイレを跨いで鎮座している、そういう状態だった。鳥居はだいぶ古いものらしく、赤い塗装は大部分が剥げ、至る所がささくれ立っていた。トイレを鳥居に、とはあまりにも文字通りな貼り紙だったわけだ。少し尿意があったものの、鳥居におしっこをひっかけてしまうのは気が引けたので我慢して扉を閉めた。

 

突然後ろから楽しそうな話し声が聞こえてきたのでギョッとして振り返ると、女子高生だか女子大生だかの4人組が階段から姿を現した。俺のことには目もくれず、

「何このトイレ、ヤバ~www」

などと言いながら楽しそうにはしゃいでいる。彼女たちも下の貼り紙を見て来たのだろう。すると、そのまま各々がきゃあきゃあ笑いながら個室に入っていった。どうやらここは男女兼用らしい。

 

少しして、3人がトイレから出てきた。

「あれ?マリまだなの?」

「ほんとだ、何やってんの~?」

みたいな会話をしている。確かにまだ1つ、奥の扉が開いてない。それから少しして、その扉がゆっくり開いた。

 

誰もいなかった。

 

残された3人は顔面蒼白になった。パニックになる数秒前といった感じだった。と、別のトイレの扉が開いた。開いたかと思うと中からものすごい勢いで大きな白い蔓というか根のような物が数本飛び出し、3人のうちの1人を絡め取るとそのまま個室の中に引きずり込み、扉がバタンとしまった。あまりに一瞬の出来事だったため、誰からも悲鳴のひの字すら上がらなかった。

 

一拍置いて、2人は半狂乱になりながら泣き叫び、階段を転げ落ちるように逃げていった。とりあえず自分もそれに続いてその場を後にした。

 

降りてみると、自分の席にカップヌードルが置いてあった。ラーメンを頼んだはずなのになあ、と首を傾げていると、若い女性の店員が寄ってきて

「すみませえん、あいにく今ラーメン切らしちゃってましてぇ」

と意地汚いトーンでニヤニヤ笑いながら宣うと、そのまま踵を返していった。その尻には狐の尻尾が生えていた。

 

なんとなく理解ができた。要するに、ここは人間を不思議な力で誘い込み、ノコノコやって来た者たちを取って食う場所なのだ。思い返してみれば、

「めちゃくちゃ美味しいラーメン屋がある」

と誰から聞いたのか、どこでその情報を見かけたのか、全く思い出せない。

 

ふと気付くと赤紫色の人魂が数個、目の前を飛び回っている。あれに付いて行かなければ、そんな気がした。いつの間にか辺りは真っ暗になっていて、仄暗い灯りに照らされた細い一本道だけが何処までも続いて見える。それに沿ってゆらりゆらりと歩き出した。脇を見るとさっきの店員が下品に笑いながら踊っている。

 

と、突如ぬるりとした感触が腕に纏わりついたかと思うが早いか物凄く強い力で後ろに引っ張られた。

 

振り向くと、全身緑色の粘液に覆われた僧侶が俺の腕を掴んでいた。ただ、そいつの頭だけがマグロのそれだった。逆人魚と言うべきか、奇怪な容姿の何かがそこに立っていた。辛うじて僧侶だと分かったのは、黒い袈裟を着ていたからだ。そのまま再度強い力で引っ張られ、気が付くとテーブルに半ば無理矢理着席させられた。辺りはまたこれまでとは違った、ネオンの光る怪しげなレストランになっていた。

 

そして謎の僧侶も俺の向かい側にゆっくりと座った。俺はこいつに食われるのか、と思って覚悟と恐怖が入り交じった気持ちでガタガタ震えていると、意外にもそいつはしゃがれた声で流暢に喋り出した。

「お前がこんな場所に来てしまうのは、お前が儂らのような存在に仮初の懐かしさを抱いているからだ。その気持ちはな、いったん忘れないといけない。」

 

何か返事をしようとした.......ところで目が覚めた。もうちょっと話してみたかったなぁ~

今朝見た悪夢の話

俺の家の2階に若い男と女がいる。2人の関係性は分からないが両方ともぐったりとしていて動かない。死んではいないだろうが傷が酷い。顔や体は青あざや出血だらけで、至る所が醜く腫れ上がっている。膿と血と脂が混ざったような臭いもしていた。理由は明白で、俺がめちゃくちゃに殴ったからだ。ただなんで殴ったのかは分からない。とくに気付いたらそうなっていたとしか言いようがない。特に恨み等も無いし、何なら見知らぬ顔だ。

 

恐らく罪に問われるやつだろう、と分かると一気に怖くなってきた。なぜだか無性に顔を洗いたくなってきたので洗面所にドタドタと走り、眼鏡も外さないでざばざばとぬるい水に顔を埋めた。タオルを取り、鏡を見ると俺の顔はどう見ても俺の顔では無かった。痩せ型、というよりはガリガリの男で身長も随分小さい。水滴だらけの分厚い黒縁の眼鏡をかけ、目は線のように細く、頬にはニキビがいくつもあり、上の前歯が2本唇からはみ出ていた。

 

その瞬間に俺という存在が目の前のこいつにアップデートされた感覚があった。この辺は夢の中特有の感覚なので上手く表現できない。とにかく一切の違和感なく生まれた時から自分はこうだった、という認識が初めからあったような状態になった。

 

テレビをつけると男女が行方不明というニュースをアナウンサーが読み上げていた。もちろんあの2人だった。捕まるのも時間の問題なんだな、と分かるといよいよ手足が震えてきた。

 

震えておぼつかない手で携帯を開き、とりあえずTwitterを見てみた。昔好きだった女の子がすごく不潔な見知らぬ巨漢と東京タワーの前で仲睦まじそうな自撮りを撮って投稿していた。自分が全否定されたような気持ちになった。同時に、パトカーが家の前を走って行った、みたいな内容のツイートが写真付きで投稿されていた。パトカーの後ろには見慣れた建物があった。俺の家のすぐそばにある学校だった。

 

愕然としながら携帯をポケットにしまい、顔を上げると目の前の机に空のワイングラスが置いてあった。その瞬間に光明が差した。これを2階に持っていけば俺は救われる。助かった。引っ掴んで階段まで走る。階段なんて初めからなかった。2階には行けない。馬鹿な。よく見ると天井の梁に掴まって上に行けそうになっている部分がある。俺はまだ終わっていない。どうにか梁に手をかけよじ登り、その上にワイングラスを置いた。

 

何も起こらなかった。なんでだ。俺を裏切りやがったのか。ふざけるな。ふざけるな!!!とにかく逃げなければ。外へ、外へ、外へ出なければ。

 

玄関の扉を開けると、すぐそこで父親の車が大破していた。後ろから追突されたような状態だった。家族にまで危機が迫っているらしい。慌てて履いてきたサンダルが両方とも右足用らしく、とても不快な違和感がある。半泣きになりながら走り出そうとした。

 

家のすぐ前の角から2人の警官が出てきた。慌てる様子もなく、2人ともニコニコとした恵比寿様のような顔でゆっくり歩いてきた。その内の1人が俺に向かって話しかけてきた。

 

「お兄ちゃんこの家の人かいなぁ??」

 

変に嘘をつかない方が良い、だいいち俺はこの家から出てきている。そう判断し、つとめて平坦なトーンで返答した。

 

「ええ、はい、そうっすよ」

 

警官は一層目を細めて応えた。

 

「あ、そうなんやぁ。」

 

そのまま続けた。

 

「単刀直入に言うんやけどな」

 

 

そこで目が覚めた。いやいや。意味が分からんすぎる。悪夢見るとあんま寝た気がしないからマジで嫌ンゴねぇ.......

さっきみた悪夢の話

どこか古い町並み、イメージとしては京都の裏路地みたいな所に立っている。気温・湿度共に快適。辺りを普通の人達が歩いている。ポツポツと浴衣(着物?)姿の女性も見える。

 

眼鏡をかけた地味な青年がスマホを両手で弄りながら俺の横を通り過ぎる。

 

ところで、さっきから何かずっと違和感がある。その正体は分からない。特におかしなものは目に入らない。ただ重たい違和感だけが鉛のように頭の中に流れ込んでくる。俯いたまま一歩も動けない。

 

しばらくしてからはたと気付く。この世界はじょじょに狂ってきているのではないか。そうだ。きっとそうだ。絶対にそうだ。慌てて顔をあげる。

 

目の前に大きな包丁を持った中年の男が立っていた。刃渡りがそいつの肘から指先くらいまである異様なサイズの包丁。血走った目でそいつが

 

「狂ってる!!!ここは狂ってる!!!!俺は生きるぞ!!俺は大丈夫!!!!!」と叫びながらその包丁を振り回しはじめた。

 

危ないので逃げ出そうとしたが、そこに女子高生が平然とした顔付きで歩いて来た。そのまま刺されて殺された。男は一転して笑顔になるとその死体に包丁を入れ、肝臓を引き摺り出すと

「こうなんだよ、こうなんだよ、こうなんだよ」と呟きながらそれにかぶりついた。

 

呆気にとられていると警官がやってきた。ただ面倒くさそうな顔で男に

「そういうのはよそでやってね〜」

と声を掛けて立ち去った。

 

ふと横を見ると、さっき俺の横を通り過ぎていった青年がまだ熱心にスマホを弄っていた。俺に気づくとその青年がホッとしたような顔で

「大丈夫ですか、なんかおかしいですよね」

と声を掛けてきた。ようやく味方に出会えた安心感に安堵した。その青年はまたスマホに向き直り、片手の人差し指でずっと何かを入力している。その手元をよく見ると、それはスマホではなく砂の入った鉢のような容器だった。さっきから忙しなく動いている指はただずっと砂の上をグルグルとなぞっているだけだった。一気に血の気が引いた。もうここはだめだと悟った。

 

タッパーの中に手を突っ込み、無心で何かを取り出して食べている若い女性も見かけた。中身はわからない。

 

突然何故か怪獣とウルトラマンが現れて闘いだした。なんとなくこの怪獣がこの異変の元凶のような気がした所で突然場面が変わった。

 

広くて綺麗な和室だった。着物姿で綺麗なメイクをした30歳くらいの女性が数人、机を囲んでいる。その中の1人が急須で皆にお茶を入れていた。茶を注がれた湯呑みを手に取った女性が、一言、

「ほんまに良かったなあ、全部解決して.......」

としみじみ呟いた。周りの女性も頷いた。良かった、終わったんだ、と俺は思った。確かに最初の違和感みたいなものはもうない。イグサのいい匂いがする。

ゆっくりと、その女性が湯呑みを口元に運んで口をつけた。そのまま、茶道みたいに、湯呑みを回しはじめた。あの感覚が襲ってきた。女性は、見開いた目で前を凝視しながら異様な速さで湯呑みをグルグル回している。何も終わってなかった。いや、今始まったのかもしれない。ふと辺りが薄暗くなり、振り向くと木の廊下に日本人形の頭や手足が大量に転がっていた。

 

所で目が覚めた。いやいや。精神状態ヤバ過ぎか???

 

嫌いなものについて

 先に言っておきますがこの文章は全部ただの理不尽な言いがかりだし特定の個人に向けて言ってるわけではないので怒ったり泣いたりしないでください。

 

さて、色々嫌いなものがある。例えばEXILEみたいな歌い方のストリートミュージシャン。うるせえ。歌の押し売りをやめろ。「ボクは歌に真摯です♪」みたいな顔をするな。意味もなく歌いながら胸に手を当てるな。特に二人組でやってる奴らは歌いながら

オレ達、今、"music"やってるよな

とでも言いたげな表情で互いに目を合わせるのをやめろ。BanBanとかまねきねことかでやってくれ。

 

それから「これが僕/私のmysteriousでfunkyな世界観です……あれ、ひょっとして自分浮世離れしちゃってます……?w」みたいな感じを滲ませながらSNSをやるな。お前だって誰も見てないところでうんこはするし鼻くそほじったりげっぷしたりするだろうが。あと多分マックにも行くだろうし買い物の釣銭スッキリさせる為に端数分の小銭ガチャガチャ財布から取り出すだろ。多分。君たちだって我々と同じくただちょっと大脳がでかいだけの哺乳類だってことを忘れないでいただきたい。てかそもそもSNSやってる時点で俗物なんだぞ。

 

SNSといえばバズってるネタツイートにリプライするのをマジでやめろ。あわよくばついでにバズっちゃお♡みたいなしょうもない腹の中が透けて見えててこっちが恥ずかしくなるんじゃ。君ら大富豪に万札ばら蒔かれたら恥も外聞も無く這いつくばってかき集めるタイプなんだろうな。それは流石に俺も這いつくばってかき集めるけど。あ〜掃いて捨てるほどのお金が欲しい。5000兆円とまでは言わないから5000億円くれ。

 

あといい歳して店員に敬語も使えないおっさんはみんな突然異世界転生してドラゴンとかに喰われて欲しい。「牛丼に卵って付かないの?」じゃねえんだよ。「牛丼に卵は付きますか?」だろ。店員はお前の友達じゃねえんだぞ。そもそもメニューもちゃんと見れないのか。どのみち日本語を学び直せ。

 

 

 

 

色々と毒ばっか吐いたしこのままだと俺が嫌われちゃうのが怖いので最後に俺の好感度が上がる話をしようと思います。今まで隠してきましたが俺プッチンプリンが子供の頃から好きです。可愛いでしょう。プッチンプリンが好きな23歳。あとタピオカミルクティーも好きです。